通訳案内士試験 もう少し楽に合格するために知っておきたい免除制度とは?

前回の『通訳案内士試験攻略のための過去問分析』に引き続き通訳案内士試験のお話です。

 

通訳案内士試験は外国語に歴史、地理、一般常識...範囲はとても広いことがおわかりになったかと思います。ただでさえ忙しい現代の学生さんや社会人のみなさまには全分野を一からおさらいしてみる、には時間がたりません。

そこで!

 

試験免除の可能性がある場合は是非利用しましょう!

通訳案内士試験はどの分野も簡単とは言えない上に、日本語試験では特に傾向がつかみにくい。1科目でも受験しなくてもいいようにすれば他の勉強に時間が使えます。この時間の差は大きいですよ!

試験免状になる基本的条件

どの外国語試験、日本語試験科目でも同じですが、前年度に合格点を得た科目がある場合は翌年は受験する必要はなく免除になります。

つまり、前年度に一次試験(筆記)を合格したけれど 二次試験(口述)が不合格、または欠席した方は翌年は一次試験を受験する必要はありません。

また一次試験の科目のいずれかで合格点をとっていた場合も翌年再度受験する必要はありません。例として、2015年に日本史、日本地理が合格だった場合、2016年の一次試験は外国語と一般常識だけ受験すればよし。

ただし合格の持ち越しは翌年までなので注意です!

 

通訳案内士試験の外国語試験(英語)が免除になる条件とは?

外国語試験(英語)が2015年からマークシートになり比較的楽になったであろう、といいながらも免除されるのであれば免除されたいですね!

  • 次のいずれかを満たすと外国語試験(英語)は免除されます。
  • ・英検1級合格
  • ・TOEIC公開テスト840点
  • ・TOEICスピーキングテスト150点以上 
  • ・TOEICライティングテスト160点以上

個人的には英検1級とTOEIC840点が同じ扱いということに疑問は感じますが、まぁそれはおいといて...。

通訳案内士試験や英検と違い、年に何度か開催されるTOEICを今から受験してみて、まずご自身のレベルを知りつつどの方法で外国語試験をパスする最短方法か考えてみるのもいいかもしれません。すでにTOEIC840点以上お持ちの方には迷いなく通訳ガイド試験受験してほしいですね。

ちなみにいつとったスコアであるか、は問われないそうです。

 

日本語試験免除にはセンター試験の結果を利用してみる

多くの方が受験された経験のあると思われる大学入試センター試験。日本語試験はこの成績を利用することで免除になる可能性もあります。(2001年1月以降に実施された試験が対象)

日本史は「日本史B」で60点以上、一般常識(産業・経済・政治及び文化に関する一般常識)も「現代社会」で80点以上の結果で免除。通訳案内士試験の問題に比べてセンター試験の問題は対策も取りやすかったかと思うので、過去に受験した記憶がある方は是非点数を調べてみてください。結果が残っていない方、成績の取り寄せ方は最後に記載しました。

センター試験以外の日本語試験免除の方法

☆日本語試験 日本地理

日本地理の免除は

・総合 または 国内旅行業務取扱管理者資格

もしくは

・地理能力検定日本地理 1級または2級で免除です。

通訳案内士試験の地理は確かに難しいので、「同じ旅行業だし、国内旅行業務取扱管理者の資格取ろうかしら...」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんね。ただ、この資格は私も持っていますが通訳案内士試験の地理を免除するために取れるほど楽ではありません。旅行業務のオペレーションや法的な知識を詰め込まねばならず、実際に旅行会社に勤務していないと理解しにくい内容も多くあります。

逆をいうと旅行会社にお勤めの方はお持ちの人も多いかと思いますので、是非使って免除されてください!地理能力検定も2013年を最後に試験自体なくなってしまったようですが、お持ちの方は是非利用してださいね。

☆日本語試験 日本歴史

歴史の免除は

・歴史能力検定の日本史 1級または2級で免除です。

 

出願の際の免除申請方法

願書提出時に申請し、資格保有による免除については、該当することを証する書面の添付(コピー可)が必要となります。願書提出後に資格を取得しても免除申請はできませんので注意してください。なお、コピーを提出する証明書類は大学入試センター試験以外はいつ発行されたものでも有効です。(大学入試センター試験での免除は独立行政法人大学入試センター法が施行された2001年1月以降に実施された試験が対象となります)。

万一、資格の公式認定証を紛失してしまった場合は早めの再発行をしておきましょう。

ご参考までに...

TOEIC公式認定証の再発行手続きの流れ (再発行の対象は試験日から2年以内のものに限定)

またセンター試験結果の取り寄せ方法は英語学習コーチの谷口恵子さんの記事にありましたので参考にしてください。

 

まとめ

私の通訳案内士試験合格は2年越しでした。その頃は試験免除になる条件は英語では英検1級くらいしかなく(英検1級は受験経験なしでした)、センター試験の免除もなく、旅行業務取扱管理者の免許も持っていなかったので全て一からの受験でした。

はじめの年は日本語科目は全て合格したものの英語で不合格...。忙しい社会人にとっては勉強するものが本当に多すぎましたね。翌年は英語のみの受験でしたので集中して勉強できたのがよかったと思います。

近年は2020年度オリンピックに向けて通訳案内士合格率を上げる意向が見え、みなさんの受験意欲も高まってきているかと思います。是非このチャンスを逃さずに通訳案内士試験合格を目指しましょう!