以下項目にあなたはいくつ当てはまるでしょうか?
- 人が好き。
初対面の人でもすぐに仲良くなれるほう。人類皆友達。
- ポジティブ。
松岡修造もびっくり!
- 笑顔が最強の武器
この笑顔でどんなトラブルも乗り越えられます。
- いつでも周りを盛り上げられるようなネタを持っている。
子供から年配の方まで楽しませますよ!多少スベっても気にしません。
- 声、ハレます!
遠くまで響かせますよ!
- 勉強好き。
最新の動向へのアンテナ、常に張ってます。リサーチ力もあり。
- 体力に自信あり。
外にいるのも大好き。いつまででも歩いていられます!
- 責任感が強い。
仕事は最後までキチッとやります。
- 空気が読める。
やりすぎない程度の気配り上手。
- (自分が)時間に厳しい。
20分前行動は当然でしょ?
- 先の先を読んだ行動ができる。
未来が見えます...。
- 地図が読める。
道を覚えるのは得意です。
- ちょっとしたトラブルでも焦らない。
なるようになる。落ち着きましょう。
- この話なら何時間でもできます、といえるようなマニアックに話せるジャンルがある。
ビール?野球?聖飢魔II?
さていかがだったでしょうか。
ここにある条件、特に1〜10が既にクリアできているなら間違いなくガイドに向いているでしょう。
(追記:雇う立場であればこちらの条件以外にもガイドさんのリーダーシップ、協調性、臨機応変に対応できるかなど他スキルも考慮されるはずなので、あくまでも もともと持っている素質のテストとしてお楽しみください。)
この条件たちは私が会ってきた尊敬するガイドさん達の特徴であり、私の中でパーフェクトなガイド像です。私は、といえば おそらく松岡修造の1/10もポジティブではないし、誰もを魅了するネタを持っているわけではありません。
ただ、
「いかに早く初対面のお客様に打ち解けてもらえるか」
また
「元気な印象を持ってもらえるか」
というのはガイドにとって最重要だと感じているので そこは常に意識して仕事をしています。
備わっていない特性は他長所で補うことが可能です。
完璧でないのは当たり前でそれでいいのです!(と私は開き直っています)。
ガイドさんは面白い人でないといけない?!
私は以前勤めていた会社で採用や研修なども担当していたので様々な個性を見てきました。
みなさん根本には当然旅行好き、というものがあるので旅行経験も豊富。いろんな体験談を聞くのが面白かったのを覚えています。
いざ採用、研修になるとそれぞれの性格がだんだんとわかっていきその人がどんなガイドさんになるのかが見えてきます。
人を引っ張っていくリーダーシップ性の強い先生タイプのガイドさん。
おっとりした雰囲気の誰からも好かれるガイドさん。
一緒にいるだけで楽しくなる明るいガイドさん。
様々でした。
研修ではリーダーシップについて、緊急への対応の仕方、大人数をマネジメントする方法などを教えるわけですが、そこにいかに自分の性格や個性をくっつけて各自スタイルを確立するかを探っていきました。
もともと持っている性格を変えろ、というのは無理な注文で
おっとり型のガイドさんに「もっと積極的にお客さんを盛り上げて!」と注文したところでうまくはいかないでしょうし、
いつも明るく ジョークをバンバン飛ばせるガイドさんに「先生のようにもう少し真面目に歴史を語って」とお願いしても個性が損なわれるだけです。
私も始めた半年くらいは お客様が期待していそうなガイド理想像と自分の力量のなさにかなり悩みました。研修をしてくださったガイドさんが常に面白いネタやジョークが言える方で、自分と比べていたわけですが...。
ところがある日、持ってないスキルや性格はもうどうしようもない、持ってるものだけを磨いていこうと開き直った瞬間から目の前にあった高い壁が崩壊して一気に気持ちが楽になり、それ以降のお客さんの反応も変わっていったのを覚えています。
人それぞれの性格が違うのですから、違ったガイディングのスタイルがあって問題ないのです。もちろんその場の空気を楽しいものに保つ必要はありますが、ジョークを言って笑いを取るだけが正解というわけではありません。
まとめ
語学はできるし、人を楽しませるのも好き。でも通訳ガイドの仕事は自分に向いているのだろうか...。
足りないスキルは経験を追うごとについてきます。個性は強みになります。
自分にあった方法で情熱を込めてお客様に接する気持ちさえあれば ひとまず大丈夫と言えるでしょう。