お客様
国籍 | United States |
人数 | 大人2人 |
フロリダからのカップル(ジェフさんとキャシーさん)
ご主人:50代後半?早期退職で今は毎日が日曜日、以前は通信関
奥様:50代後半 薬剤師 てきぱきとして明るくて話しやすい。
ツアーの内容
08:30 AM : シェラトン都ホテル
シェラトン都ホテルでミートの予定がホテルのあたりを散歩中のご夫妻にばったり遭遇。事前に私がグリーンのトートバッグを持っていることを伝えてあったので、道ばたで「クミコ?」と聞かれてジェフさんご夫妻だとわかりました。挨拶をして早めのスタートになりそのまま地下鉄へ。パスモを購入していただきツアー開始。
08:50 AM : Meiji Jingu Shrine
日本の伝統芸能、文化に興味があるとのことで今日のツアーは明治神宮の秋の大祭のみ。特に流鏑馬をご覧になりたいというリクエストで、秋の大祭だけのガイドは初めてで少々不安もありつつ、どうにかなるさ~と自分に言い聞かせて原宿駅に到着。明治神宮の入り口で色々説明を始めるもジェフさんはあちこち写真を撮るのに熱心で、ほとんど奥様のキャシーさんと話すことになりました。予定より早めに着いてよかったと思っていたら、ジェフさんが「大問題発生・・」と言うので何かと思ったら、カメラにSDカードが入っていないと(^_^;) 竹下通りのファミマには無く、セブンイレブンまで行ってやっと購入できました。セブンイレブンに無かったらどうなっていただろうと冷や汗でした。
09:20 AM : Meiji Jingu Shrine
仕切り直して南参道から鳥居をくぐって中へ。明治神宮の由来、鳥居、神道、砂利道、代々木、御苑等々説明。初めての日本は何を見ても新鮮のようでした。人工の森とは思えないと驚かれました。通行止めだった大鳥居も10月末からは入れるようになり、美しく咲き誇った菊花展を見ながら本殿へ。11月3日は明治天皇の誕生日で例祭も予定されて、警備員の数も半端なかったです。手水舎でお清めし、お守りの売店、全国各地の名産品の奉納品、夫婦楠、絵馬などを説明して本殿で参拝。10時からの例祭に参列する一般人も多く、いつもとは全然違う雰囲気でした。圧巻だったのは、例祭のために天皇の勅使も参向されるためか神職の一団が古式ゆかしい装束で大鳥居から本殿まで行進してくる様。本殿ではしばらく儀式が執り行われ、遠目でしたが雅楽が演奏される中、様々な品々が神殿に奉納される様子を見ることが出来ました。我々はしばし本殿の賽銭箱近くで儀式を拝見して西参道へ。
11:00 AM : 宝物殿
宝物殿の隣の緑地で百々手式を観賞。百々手式とは弓術の一つで十人が十手ずつ順番に射る儀式。すでにたくさんの観客が陣取っていて、脇の木陰から見ることになりましたが、全体を見渡すことができて、いい写真を撮ることができたようです。西側の緑地では他にも合気道、古武道、弓道など様々な武道が披露されていました。どこも人だかりで、なかなか写真を撮ることは出来ずに、13:00からの流鏑馬が不安になり、様子を見に行くとすでに席を確保している人たちもチラホラ。持参したシートを敷いて前から二列目の席を確保。お腹も空いてきたとのことで、宝物殿前の広場で開催されていた東京都農業祭を見て、ケータリングのローストビーフ丼とビールを買って、流鏑馬会場へ戻りランチ。キャシーさんは山葵が好きだとてんこ盛りして、後で涙と鼻水で苦しむことに・・(^_^;) 800円にしてはローストビーフも沢山で、まぁまぁ美味しかったです。サラダもついていれば文句なしでしたが、ごちそうさまでした。そうこうするうちに観客は増え、キャシーさんからはいい場所を確保しておいたことを感謝されました。13:00開始予定でしたが、まずは馬と射手は本殿での儀式に参列とのことで、実際には13:30ごろから開始。射手が3つの的を馬で駆け抜けながら射貫く姿は美しく荘厳でした。女性射手もいて、女性の方が断然上手かったです(^o^) あっという間に駆け抜けるので写真は難しく、ジェフさんはビデオ片手に中腰で頑張って撮っていらっしゃいました。流鏑馬は3時頃までかかると聞きましたが、2時を過ぎた頃に退場し、帰路へ。
02:15 PM : 神楽殿
流鏑馬会場を後にして本殿前から神楽殿、車のお祓いを見ながら文化会館経由で原宿駅へ。今日は残念ながら結婚式は見られませんでしたが、たくさんの七五三を見ることができました。お願いして一緒に写真を撮らせて頂きお客様は大喜びでした。JRで目黒駅、シャトルバスでホテルまでお送りして、キャシーさんとハグしてお別れ。日本での最初の日が晴天に恵まれ、楽しい一日だったと感謝されて、私も素敵なお客様と一緒に珍しい行事を間近に見られて感謝でした。武道の精神的な側面をもっと伝えられるようになりたいと思った一日でした。