お客様
国籍 | United States |
人数 | 大人2人 |
USA フロリダからのご夫婦(「65歳以上」とのこと)
ツアーの内容
09:25 AM : リッツカールトン
待ち合わせ時間より早い時間にホテルロビーでお会いできました。あまり早く入っても築地試乗には10時まで入れないので、9:25まではロビーで市場での注意事項(ターレに注意、写真を撮る時は私に一声かけて、など。)をお話ししました。私と話し始めてすぐに「どこで英語を習った?」と怪訝そうに旦那様から聞かれ、「英国と日本です。」と答えると、少し変な表情をされました。
10:00 AM : Tsukiji Fish Market
事前に小川ガイドに伝授いただき、青果の建物にまず入り、松茸、季節のフルーツなどをお見せして、そこから水産の建物に移動しました。正門のようにガードの方ががっちり監視していないので、入りやすいルートです。水産の中では、「太海」さんで冷凍マグロを機械ののこぎりで切っているタイミングで見ることができました。他にも「海源」さんでおじさまに「うなぎ見せていただいていいですか?」と丁寧にお願いして、ウナギの入れ物を蓋を開けて見せていただきました。夏は特にバテるので、ビタミンたっぷりのウナギをこうやってご飯に乗せたものを食べるんですよ、と海源さんのお店に貼ってあるポスターを(勝手に)使って説明しました。第五通路から外に出て、氷を製造しているマシンも紹介し、魚河岸横丁でノリの店で味見をさせていただいたり、イリコを売っている店で味見をさせていただいたりしました。(味見していたのは奥様だけでした。旦那様は後ろの方で見ている、という状態。)波除神社ご紹介後、場外で卵焼きのお店を見たり、ソフトクリームを食べたりしました。
11:20 AM : 浜離宮・水上バス
浜離宮では、本当は12:45の浅草行の水上バスに乗る予定でしたが、300年の松、可美真手命の像を紹介して中島の御茶屋に行く時点で「抹茶には興味ない。」とのこと。抹茶は飲まないとしても、建物の中に入ることは無料だし、中にはクリーンなトイレもあるので、中で休憩しましょう、とお誘いしてお茶屋の中には入りました。しかし、トイレを使ったら「もう十分だから、一つ前の船に乗れないか?」との依頼をお客様より。ひとつ前の12:05の便に乗るとしても、余裕がある時間だったので、お茶屋は出て、鴨場の紹介、水門の紹介、将軍お上がり場の説明をしながら水上バスのチケット売り場に行きました。交通費を私の分も払わないといけないことがあまり心地よくなかったのか「君のも払わないといけないのか?」という言い方を旦那様にされてしまいました。(浜離宮に入る時ガイド証を見せると私は無料だったので、水上バスもガイドは無料かと思われたのかもしれません。)それ以降、交通費を払っていただくたびに精神的に恐縮してしまいました。クルーズの船に乗る際は、ちょっと嫌な雰囲気になってしまいました。というのも、団体外国人客がいて、特に列に並ばずにぐちゃぐちゃにたむろしていたのですが、船に乗り込む際、日本人ガイドがその外国人たちをまとめて一番最初に乗り込みました。私と私のお客様は比較的前から列に並んでいたのに、列に並ばない方たちが先に乗船したことをお客様も批判気味でした。後から乗り込んだので、あまりよい席をゲットすることもできなかったので、船の中でも若干気まずい状態に・・・ そして、船の中で、「クルーズを一本早めたので、ツアーの最後の浅草でツアーが終わるのも早まる。あまった時間どこに行くか」というイッシューを話し合いました。今から水上バスの後は浅草でランチを食べて浅草寺をまわるので、どこかに行くとしても、「浅草とリッツカールトン(ツアーエンドの場所)の間の場所」がいいのでは、と私は思い、浅草近くの合羽橋でフードサンプルなどお見せするのも面白いかと思い、提案しましたが、気乗りではないと。浅草と六本木の間の「大門」で東京タワーにお連れしましょうか、と言っても気乗りではない状態。最終的には「美術品(西洋絵画)を購入できるギャラリーはないか?」と難易度の高いリクエスト。伊澤さんにも遠隔で検索していただき、銀座のギャラリーをご紹介しましたが「もう別にいい。浅草でとりあえずまわってみて、どのくらい時間が余るか見てからまた考える」のこと。
01:00 PM : つる次郎
自分が事前に下見をしておいた「割烹神谷(定食)」「うまいもんあずま(定食)」「尾張屋(蕎麦)」「花月(ラーメン)」「三定(てんぷら)」はすべてお気に召さず(前の日に食べたものと被る、などの理由)、行ったことは全くないのですが、travelienceの皆様のレポートで好評な「つる次郎(お好み焼き)」を提案しました。「そこにしよう!」ということになり、お好み焼きならお店の方が作ってくれて、食べるだけだから大丈夫、と思い、未体験の「つる次郎」に行きました。が想定外なのですが旦那様が「もんじゃ焼き」をご注文に!大変お恥ずかしいのですが、私は20年くらいに一回だけもんじゃ焼体験があるのですが、それ以降やったことがないので(あまり好きな食べ物ではないので)、どうやって焼いてよいのかわからないので、お店の方に相談することにしました。(奥様が頼んだお好み焼きと、私が頼んだ焼きそばは、出来上がったものを持ってきてもらう方式でした。)もんじゃは、材料が丼に入った状態で「どん!」っとテーブルに置かれ、本来店の方は何もしてくださいません。しかし、正直に「どうやっていいかわからないので、教えてくださいますか?」とお店の方に相談すると、全部焼いたり土手を作ったり、と「後はコテで食べるだけ」という状態までやってくださいました。しかし、そうやってやってくださっている女性従業員の方の方、もう少し偉い感じの店員さんが来て、彼女に「そんなこと、君がやる必要ないんだよ。やらなくていいんだからね。」と私の横で言っていました。そういう言葉が「聞こえてしまう」と、嫌な気持ちになりました・・・その後で女性の従業員の方に「申し訳ありませんでした。やり方が分からなかったもので」と謝りました。お客様的には、もんじゃもお好み焼きもおいしい、おいしい、と完食していらっしゃいましたので、とてもよいチョイスだったと思います。
02:00 PM : Sensoji Temple
雷門から仲見世をご紹介しましたが、何も買い物にご興味がなく、おみくじも「やりたくない」とのこと。境内を一通りまわり、浅草神社もまわり(さっと見ただけ。説明しようと思っても「神社は昨日明治神宮にもう行ったから、いい。」とのこと。)、ちょうど伊藤園さんがいつものように無料の緑茶サービスをされていたので、「ここのお茶は最高においしから、並んででも試してみる価値ありますよ」とお勧めしたのですが、列が長いからか「お茶なんていらない」と・・・何をお薦めしても、興味を示してくださらない。今日は一日そんな感じです。力不足を感じました。お客様が欲していることと、私の発している情報が合っていないのでしょうか、いろいろ資料をお見せしたり、お話しても、無表情、という感じで、こういうとき、一体どうしたらいいのか、本当に苦しかったです。予定通り一時間近く早く浅草が終わってしまい、「この後六本木のホテルに帰る前どうされたいですか?」と確認すると、「早くてもいいから、ホテルに帰って休みたい」とのことで、六本木駅に戻り、リッツカールトンの方向が分かる位置までご一緒してお別れしました。(予定より40分ほど早い15:55に終了)