通訳案内士試験を目指すにあたりどうやって勉強するのが一番いいのか。

できればなるべくお金をかけずに合格したい、というのが本音ではないでしょうか。

今回は私自身の経験とともに通訳案内士試験に独学で受かる方法を紹介していきます。

 

通訳案内士試験の独学と言ったら...

何と言ってもハロー通訳アカデミーの公式ブログでしょう。

こちらの学校は惜しまれつつ2011年に閉校になったため、スクールでのレッスンは受講できませんが、閉校後こちらの学院長さんがスクールの宝というべきテキストや講義(動画)などをネット上で無料公開しており、しかもしっかりと更新していらっしゃいます...!

実は私もハロー通訳アカデミーでお世話になった一人で、当時は通学もしたのでしっかりと受講料もテキスト代も払いましたが、この太っ腹さにはびっくりです。

ハロー通訳アカデミーの<公式ブログ>へようこそ!

ここには独学で合格するための教材、テキスト(参考書)、勉強法が詰まっています。私はこちらのテキストだけを信じて他に浮気することもなく勉強してきたので特に思い入れがあり、オススメできます。大学受験などでも同じですが、あれこれいろんな参考書をあたるより、一冊(科目はいくつかあるのでテキストは一冊とはいきませんが)を信じて何度も解く、が基本なんだと思います。予想問題は到底個人では分析できない量なので、こちらも十分に恩恵に預かって欲しいです。

 

勉強方法

私は2年越しの合格でした。

初年度、一次試験は社会科科目はなんとか合格したものの英語で失敗。おかげで翌年は英語だけに集中することができ、かえって良かったと思います(とポジティブを装う...)。しかし今でも、全科目まんべんなく勉強するには仕事も何もせず1年間勉強だけに集中しない限り合格は無理だったんではないかと思います。以前の記事で「通訳案内士を目指すなら通訳案内士試験の外国語試験を受けて欲しい!」なんて言いましたが、免除される科目がある方はぜひ使っていただき、他の科目の勉強に時間を使って欲しいです。笑

私の経験上、オススメの試験対策としては

・過去の試験問題を解く

・直前の公開模試で腕試しする 

の2点です。

過去の試験問題を解くことで試験の傾向がつかめます。敵を知り、自分の実力を知る。どの科目に重点をおいて勉強するべきか早めに知ることは大切なことです。過去の試験問題はJNTOホームページや各スクールのホームページで解答と共に公開されていますが、ほとんど解説はついていません。TOEICや英検などの免除がなく、英語の試験を受験される方はしっかりとした解説があるものが望ましいので過去問題に関しては参考書を購入しても良いかもしれません。昨年度からマークシート形式に変わったとはいえ、試験内容自体は大きな変化はないので難しかった記述式で鍛えるのもいいかと思います。

ご参考までに 通訳ガイド英語過去問解説―平成27年度公表問題収録

 

直前の公開模試ですが、各スクールとも分析と傾向を元に作った予想問題を本番に見立てて受けることができます(会場でも通信でもあります)。結局スクールにお世話になるので、完全に独学とは言えないのですが、自分が把握仕切れていない弱点が見えてきたり、最新の問題傾向での時間配分などを確認することができるのでとてもオススメです。もちろん解答の解説や質問もできるのでここぞとばかりにわからないところは質問してスッキリしましょう。

ご参考までに 富士通訳ガイドアカデミー 公開模試

 

私個人がやった勉強方法をさらに付け加えると、

英語に関してはテキスト(ハローの教本)に沿った講義をひとまず全て受講し 基本的な文法を学び直しました。過去の試験問題を完璧に解けるようになるまでなんども繰り返し、テキストの問題もできる限り繰り返しました。

英文和訳、和文英訳に関しては過去問やテキスト問題の模範解答を参考に自分の答えを直していましたが、自分の修正も正しいかどうか怪しかったので実際に模試の機会に自分の解答を添削してもらえたことは大きかったです。

これと並行して、日本的事象英文説明300選 テキストで 日本事象を少しずつ覚えていきましたが、全てを暗記するほどの気力と時間もなかったので最重要のマークがあるものだけ丸暗記し、過去問や模試などで新たなものが出てきた場合はその単語の説明を新たに記憶に追加しました。なんとも地味で根気のいる勉強法ですが、この方法が一番自分に合っていましたね。

また、私が通っていた時からすでにハローのホームページでの予想問題の無料配信はあり、特にこのページは小テストの感覚で文字通り使い倒した記憶があります。 ハロー英語道場 真剣勝負

 

地理、歴史、一般常識の社会科科目も基本的には同じでと過去の試験問題、テキストの問題をひたすら解きました。当時のテキストと全く同じものではありませんが、こちらと似たものを使っていました。 http://www.hello.ac/openbooks/marathon

予想問題のいいところは、その問題や回答に関連付けて似たような質問を推測することにあります。例えば「みちのくの小京都」といえば角館、他にはどこに小京都があるだろう、などの調べ方です。この「念のためにもう少し調べておく」ひと手間があることで理解が深まりますし、多くの場合すでにまとめてあったりするので助かりました。

ご参考までに http://hello.ac/geo.yosoumondai.pdf 

 

一次試験社会科問題、この過去問分析が素晴らしい!

お金をかけない独学での勉強であればもはやハローのページ以外考えられないところですが、

英語学習コーチの谷口恵子さんの社会科科目の過去問分析も素晴らしかったので紹介させてください。

それぞれの科目の範囲が広すぎて何を勉強したらやら...という感じでしたがこんなにもわかりやすい傾向があったとは!貴重な情報の共有ありがとうございます!!

日本史 http://petite-lettre.com/files/tanikei-english/blog/141121/tsuan-bunseki-history.pdf 

地理  http://petite-lettre.com/files/tanikei-english/blog/141121/tsuan-bunseki-geo.pdf

一般常識 http://petite-lettre.com/files/tanikei-english/blog/141121/tsuan-bunseki-ippan.pdf

 

2次試験(口述試験)対策

 

正直申し上げて...1次試験(外国語、社会科科目ともに)に合格して、基本的な日本事象が頭に入っていて本当に通訳ガイドになりたい!という方は問題なく通ると思うのです。

なぜなら、質問自体は外国人観光客が質問してきそうな内容ですので、ほとんどがすでに一次試験対策で学習済みです。そこにコミュニケーション能力、質問している相手に対するホスピタリティを見られるということなので、余程ひどい返し方をしない限り合格できると思うのです。私自身、質問に対して全て完璧には答えられなかった記憶がありますが、自分がガイドで実際にお客様と話をしていると想定し自信を持って終始笑顔で答えました。試験官は全くフレンドリーな感じはなく、完璧でもないのに私があまりにも堂々と答え、ヘラヘラしていたので少々呆れ顔だったことを覚えています。 そのくらい根拠のない自信は通訳案内士には必要ですから!!

 

TOEICや英検で英語試験を免除される方は、一次試験が終わってから勉強を始めるのでは、おそらく時間が足りないと思いますので、1次試験の前から少しずつでも学習していくことをオススメします。

 

2016年度2次試験ガイドラインには「日本の観光地等に関連する地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち外国人観光旅客の関心の強いものを題材とする」とあるので、それぞれ自分の言葉で説明できるように練習しておくと良いかと思います。

ご参考までに 2016年度 2次試験予想問題



2次試験の傾向も各スクールともに受験者から集めた質疑応答レポートをホームページにたくさん載せてくれていますので是非参考にしてみてください。

CEL英語ソリューションズ http://www.cel-eigo.com/exam/guide_interview/2015/index.html

富士通訳ガイドアカデミー  http://fuji-academy.co.jp/guide/menu4/report2/index.html

ESDIC英語能力開発アカデミー http://www.esdic-academy.jp/category/1991468.html




まとめ

早めに自分の弱点、強化すべきものを発見し穴を埋めていく、に限ります。

お金をかけずに使えるソースもたくさんありますので是非有効活用してみてください!