お客様

国籍 United States
人数 大人1人      子供3人

カリフォルニアからの親子(ご主人は仕事で滞在中)

母親:てきぱきと3人の子供たちを常に上手にまとめるお母さん

長男:11歳、利発な感じ ナッツと大豆のアレルギー持ち

長女: 9歳 はにかむ笑顔が かわいい女の子

次男:もうすぐ7歳になる甘えん坊

長男と次男の2人は日曜日に原宿で買ってもらったというサッカー日本代表のユニフォームがとても似合ってました。

ツアーの内容

10:00 AM : グランドハイアット東京

直前に行程の変更依頼があったり、メールでのやりとりも用件のみで至極シンプルだったので、お母様がどんな方なのか感じがつかめず不安でしたが、時間通りに現れたお母様と3人の子供たちは明るくて感じがよかったので、ほっとしました。

まずは行程の確認。当初の予定では、浅草-東御苑-明治神宮-原宿・竹下通り-渋谷でしたが、日曜日に明治神宮と原宿はもう行ったのでどこか他の場所に変えて欲しいと2日前にリクエストのメール。子供が喜びそうな「侍ミュージアム」「ポケモンセンター」「江戸博」を書いて、選んで欲しいと返信するも「子供たちにあまりたくさんのことは無理・・浅草から近いところで」とのお客様からの返信でした。前日の時点で江戸博に一応決めて、あとは成り行きで決めるしかないと覚悟しました。

ロビーでお母様と話す中で浅草はマストだとわかり、行き先は浅草と江戸博、東御苑にとりあえず決定。午前中は雨の予報だったので、先に江戸博に行くことに。

11:00 AM : Edo Tokyo Museum

前日に相撲部屋見学をされたそうで、大江戸線は既に経験済み。電車の中で江戸時代の簡単な説明をしたのですが、7歳と9歳の子供にはちょっと難しかったようです。11歳の男の子は興味を示してくれましたが、時折お母様がさらに子供たちにわかるように言い直してくれました。

江戸博では主に体験できるものを選んで回りました。双眼鏡で日本橋の模型を詳しく見たり、大名籠に乗ったり、火消しの纏を担いだり、棒手振りのまねをしたり・・と子供たちは結構楽しんでました。お母様は子供たちの写真を撮るのに大忙し。実物大の山車や歌舞伎の舞台は迫力があったようです。最後にボランティアガイドの方にお願いして歌舞伎座の中に入れていただき、楽器を説明してもらい、子供たちも楽器体験して、江戸ゾーンだけで終了。

12:50 PM : 浅草松屋デパート

事前の連絡で、アレルギー持ちの子供がいるのでランチは持参するからレストランは不要。どこかで何か買って軽く食べると聞いていたので、松屋の地下で何か買って屋上に上がって食べましょうと提案。地下の食品街も面白かったようです。しばし見て回ってから焼きそばをご所望。しかし、豚肉と海老が入っていたので断念。野菜だけの麺はないかと聞かれ、小同テン小同天のイーテリーで湯麺を作ってもらい、鶏の肉団子と一緒に長女と次男が分け合って食べました。アレルギーのある長男とお母様は召し上がらず、お母様は持参のスナックのものを時々召し上がっていました。たぶんそれが日常の光景なのでしょうが、長女と次男が食べている様子を隣で見ている長男がとて不憫に思えました。ピーナッツと大豆にアレルギーがあるから日本食はダメなの・・だから食事は全部ホテルの中なの、それの方が安心だから、とお母様の談。確かに醤油・味噌がダメだと和食は難しいなぁ。

最初の予定では屋上でスカイツリーを眺めながらランチの予定だったけれど、いつの間にかイーテリィで座っていたお母様。スカイツリーを近くで見せられなかったのは残念でしたが、時間の節約にはなりました。

01:40 PM : Asakusa

まずは修理中の雷門から仲見世、宝蔵門、おみくじ、香炉、手水舎、本堂へ。

パナソニックの創業者の・・と話すと子供たちは誰その人?の表情。お母様が「私が 若い頃は有名だったけど、最近見ないわね、パナソニックの商品」 (>_<) 既に過去の栄光なのかも?

おみくじは凶がでる確率が他のお寺よりも高いと話すと、凶を引くと嫌だからおみくじは京都でやってみると。

扇子と着物を買いたいと言われ、仲見世の着物はツーリスト用なので、ちゃんとした着物がよければデパートに行きましょうか?と聞くと仲見世で構わないとのこと。扇子はダイソーで売っているようなものはダメと念を押され、日本舞踊に使う大きめの豪華な扇子をスタンド付きで6セットお買い上げ。長女はきれいな黄緑の着物風ローブ、男の子たちは綿の浴衣風ローブを購入。長男は刀や下駄、足袋も欲しくて試し履きまでしたのに、あえなくお母様から却下されて、お兄ちゃんに肩入れしていた私はお兄ちゃんがちょっとかわいそうでした。

でも、あっさりあきらめて、おねだりしなかったのはどうも事前に買うものを決めて約束していたようです。聞き分けのいい子供たちでした。写真を撮るときも3人ともいつも笑顔でにっこり。このあと提灯のお土産も6つお買い上げ、この時点で3:30。お母様の両手がふさがり重たそう・・・

もう一箇所の予定先、東御苑については、場所が浅草から離れていること、駅から歩くこと、御苑の中でも歩くことを話したら、来週も東京にいるので日を改めて行くとのこと。早くホテルに帰りたいと仰り、タクシーを捕まえてお乗せしました。浅草から首都高を使ってホテルにお戻りになりました。

ツアー中、日本語も少し覚えて「ありがとうございます」を連発する子供たち。お母様に着物を買ってもらって「ありがとう」を何回も何回も言う姿はとっても愛らしくて、こんな風に言われたらまた買ってあげたくなるに違いない!と思いました。

お別れするときも「ありがとう」を連発。3人とも仲が良く、お母様の言いつけをちゃんと守る子供たちでした。



エリア : 東京